将棋 初心者から中級者向けの手筋講座(歩の手筋)

藤井聡太四段の活躍に肖って将棋を始めようとする人、やめていた将棋を再開しようとする人が少なからずともいると思うので、将棋を指すに当たって必修の手筋を今日から紹介していきたいと思う。

 

まずは歩から、歩は全部で18枚駒の中でも一番価値の低い駒だがうまく使えれば一歩で優勢を築くことができる。

 

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図の局面で先手の持ち駒は歩一枚

ここで 次の一手、3三歩が手筋である。同桂なら3四飛 同飛なら2二飛成だし同角でも21飛成だ。 

まさに一歩千金だ。

 

これを焦点の歩という。

 焦点の歩の特徴として複数の駒が利いているところに歩を打つことによっていくつかの駒の利きを消すことができる。

 

実戦での頻出度はそれほど高くないが歩の大切さを知ってもらいたい為に最初に紹介させてもらった。

 

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図の局面で先手の持ち駒には歩が一枚

ここで2四歩が厳しい。歩を打っただけに見えるかもしれないが次の2三歩成が受からない。

角金の両取りで駒得だ。

 

これを垂らしの歩という。

実戦での頻出度は非常に高く、始めたばかりの初心者の方には最初に覚えてほしい歩の手筋だ。

 

以上で今日の手筋紹介を終わります。

 

ご愛読ありがとうございました。

 

今日の詰将棋

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持ち駒は角と歩で5手詰めです。